IT系のエンジニアというと企業で働くイメージを持たれがちですが、病院を始めとした医療施設でも活躍することができます。
企業で働くエンジニアが社内SEと呼ばれているのに対し、医療系は勤務する場所柄、院内SEと呼ばれるのが特徴です。
一見するとどちらも同じように感じられますが、実際は細かい部分に違いがあります。

中でも重要なのが、仕事に携わる意識です。
社内SEとして働く場合、企業に雇われる会社員という立ち位置になります。
しかし院内SEは同じ雇われの立場でも、仕事として医療に携わっている以上、会社員ではなく医療従事者という認識を持っていなくてはなりません。
医師や看護師のように直接患者と触れ合うことはなくても、エンジニアとしての仕事のミスが間接的に人の命に影響を与えることもあります。
そのため、常に緊張感を持って仕事に取り組まなくてはなりません。

院内SEは働く場所は違っても、パソコンやネットワークの保守や運営など、やること自体はそれほど変わりはありません。
そのため、エンジニアとしての最低限必要となる基本情報技術者の資格を取得していれば、仕事に就くことは可能です。
そのほか、医療情報技師などの資格を取っておくと院内SEとして採用されやすく、活動の幅を広げておくことができます。

仕事内容から黙々とパソコンに向かっている印象を抱く人もいますが、薬剤師や栄養管理士といったさまざまな人と頻繁に接するため、コミュニケーション能力も必須です。

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